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■AO入試・推薦入試・他入試情報

(注意:選考方法は、毎年少しずつ変わります。最新情報については、こちらをご覧ください。)

ここでは、これらの入試に比較的共通していることについて説明します。面接質問例と回答例を読むと、生命環境化学科の関係する分野について、なじみやすい言葉で書かれていますので、学科の内容についての理解が深まりますし、とても勉強になり参考になります。是非、読んで下さい。

面接質問例と回答例

わからないときは、「わかりません」「よく知りません」等、はっきり答えてください。知らないことが、そのままマイナス点になることは、まずありません。質問や応えを繰り返すうちに、だんだんとあなたのよく知っている話題になっていく、そんな面接が一つの理想ですが、もちろんうまくいかない場合もあります。

環境関係の例[1]
Q:志望動機を教えてください。
A:私は、ニュースで伝えられている地球温暖化の問題が大変大切な問題だと感じました。そして、将来、温暖化やもっと広く地球環境に貢献する仕事がしたいと考え、この学科を志望しました。
Q:大学で一番学びたいことは何ですか。
A:生命や地球環境を守る技術を学びたいと思います。
Q:将来、どのような仕事につきたい、というような考えを、もし持っていたら教えてください。
A:環境にやさしい技術を生み出す技術者になりたいです。
Q:あなたが考える環境にやさしい技術ってどんなものですか。具体的な例を挙げられますか。
A:太陽電池とか風力発電ですっ!
Q:うん、なるほどっ。じゃあ、太陽電池で主に何からできているか知っているかなぁ?
A:シリコンって聞いたことがあります。
Q:ほう、良く知ってるね。じゃあ、シリコンってどうやって作るのかな?
A:えっと、、、知りません。
Q:ごめん、ごめん、細かい質問しずぎたね。話題を変えましょう、高校時代に一番力を入れたことって何ですか。
A:バスケットボール部に所属し、部活動に力を入れました。
Q:う~ん、スポーツ、、、に興味?あるんだね。じゃあスポーツや健康で、生命とか環境とか化学に関係することを、何か知っていたら答えてください。
A:ラケットとかに、カーボンファイバーが使われているって聞いたことがあります。
Q:バスケットボールではラケットは使わないけどね。ボールとかシューズに関係して何か知っていますか。
A:・・・・・・・昔はシューズがとても重かったんだけれども、化学の力で材料が進歩して、今みたいに軽くなったと、、、コーチが言っていました。
Q:シューズって、使っているうちに、明らかに、磨り減ってきますよね。磨り減ってできた小さな粉みたいなものが人体や環境に悪影響を及ぼさないといいけどね。
A:はい、古くなったシューズを捨てる際にも、リサイクルとかできれば理想的かもしれません。
Q:うん、そうだね、少しリラックスしてきたかな???
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環境関係の例[2]
Q:生命環境化学科への入学を希望する理由を教えてください。
A:環境に興味があるので、環境について学べる学科を探してココを見つけて、受けに来ました。
Q:う~ん、ずいぶん簡単だね。環境にどうして興味あるのかな??
A:釣りが好きなんですけど、川とかに行ってゴミとかが落ちてると「きたないな」ってとても思うんです。将来自分が何をしたいかあまりよくわからないんですけど、環境を守ったりよくしたりする仕事ができたら、うれしいかな?と思います。
Q:環境を良くする技術の主役は化学であると知っていますか。
A:いえ、知りません、、でした。でもそうなら、化学をたくさん勉強したいです。
Q:うん、是非勉強してくださいね。ところで、リサイクルって知ってますよね。どんなものがリサイクルされているか知っていますか?
A:えーと、、、空きカン、ですかね。
Q:ほかには?
A:びん、、、とか、、、、、雑誌なんかも、、紙があります。再生紙になります。
Q:リサイクルするためにはエネルギーが必要だと考えたことがありますか?
A:エネルギーですか?????あり、、、あり、、ません、、すいません。
Q:空きカン回収に走っているトラックもガソリン使っていますよね。むずかしく考える必要はないですよ。
A:ああ、はい。融かしたりするのには高熱が必要だから、エネルギーたくさん使いそうです。
Q:リサイクルするために、たくさんのエネルギーが必要ならリサイクルしない方が地球にやさしい場合もあるから難しいね。
A:はい、、、勉強したいと思います。
  (中略)
Q:最後に、環境について、何でもいいのですが、思うこと、ありますか。
A:山とか川とか動物とか、美しい自然がたくさんあると思います。これらが、いつまでもあってくれるといいなと思います。
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生命関係の例[1]
Q:生命環境化学科を志望した理由を聞かせて下さい。
A:生物に興味があるんですが、勉強していたらだんだんと化学が出てきて、医療関係にも興味あるんですけれど、薬も化学だと思って、自分が勉強したいのはどっちなんだろうといろいろと学科を探しているときに、先生に生命環境化学科を紹介されました。生命と化学の両方を勉強できると思い志望しました。
Q:うん、生命の理解に化学は欠かせないというのは常識ですものね。化学を学んで生物とか生命の分野で活躍する人はたくさんいますし、生化学と呼ばれる分野もありますし、生命と化学の関係はとても深いんですよ。生化学という言葉、聞いたことありますか。
A:いいえ、ありません。
Q:わかりやすい例で言うとね、、、、、、、例えば、、、生体がどのような化合物でできているか、とかは生化学の分野に入ります。糖って聞いたことありますか。
A:トウ???ですか??、、、、、、、、、、ブドウ糖とか、、、、でいいんでしょうか??
Q:そうです、グルコース、なんてのも、名前だけは知っているんじゃない。
A:はい、聞いたことがあります。
Q:グルコースがたくさんつながると、デンプンとかセルロースになるんだけど、、、、知らないかな???
A:はい、ちょっと、そこまでは、、、、。
Q:いや、もちろん、知らなくても全然かまわないんだけどね、デンプンがどういうものかは少しは知っているかな。
A:ジャガイモとかの中に含まれていて、たぶん、栄養になるものじゃないかと、、、。
Q:そうそう、栄養、、、もう少し言うと、エネルギー源だね。だけど、もう一つのセルロースの方は、それがいっぱい含まれている野菜を食べても、人間はエネルギーを得られないんだけど、、、。
A:はい、むしろダイエットになるんじゃないかと、、、、、でも、草食動物は、たぶん、エネルギーにできるんだと思います。
Q:そうそう、緊張がとけてきたかな???
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生命関係の例[2]
Q:はい、志望動機を言ってください。
A:食品とか化粧品といった人に関係の深いものに興味があります。食品からいろいろ進路を考えたのですけれど、管理栄養士は違うし、農芸の方も違うと感じました。さらに調べたところ食品化学という言葉を見つけ、自分の考えに近いことがわかりました。また、化粧品も、化学というもので、食品とつながっているとわかりました。私の考えていることを学べる学科を探したところ生命環境化学科を見つけ、受験させていただきました。
Q:はい、良く考えていますね。
A:ありがとうございます。
Q:食品や化粧品は最も身近な化学物質だから重要ですよね。もっとほかにも興味あるものはありますか?
A:えーと、医薬品やサプリメントとか、芳香剤や消臭剤とか、虫よけとかも、どんなふうにできているのだろう?と思ったりします。
Q:なるほど、やっぱり、身の回りで生命よりのものに興味の中心があるということですね。
A:あ、はい、そうなります。
Q:身の回りの興味から化学の世界へ入っていくというのはとても良いことだと思います。興味があるから勉強するんですものね。…。食品や化粧品等の色については興味ありますか?
A:はい、かなりあります。特に化粧品には欠かせない話だと思いますので。
Q:最近では可食性インクというのも話題になっています。食べられるインクのことですが、聞いたことありますか?
A:はい、テレビで話題になっていた気がします。ケーキに使うような話だったと思いますが、、、、。
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化学関係の例[1]
Q:まず、志望動機を聞かせて下さい。
A:小学校のころから実験が好きで、高校で化学の勉強をしたのですが、目に見えない世界のことがたくさんわかっていることに驚き、大学でも化学を学びたいと考えて志望しました。
Q:目に見えない世界に魅力を感じたんだね。すばらしいね。えーと、、、印象に残っている実験とか、ありますか。
A:中和滴定の実験を覚えています。ちょうど中和のところで色が変わるのが不思議で、興味がわきました。
Q: pH指示薬の色変化ですね。化学が好きな人には色に興味を持つ人が多くいますよ。色について興味あります???何か色について知っていることあるかな???
A:興味は、、、、多少あります、、、、。あまり良く知らないのですが、パソコンのモニターの色とか赤、青、緑?の3色を使って全ての色を出していると、、、聞いたことがあります。
Q:3原色ってやつだね。パソコンに少し詳しかったりする???印刷も同じような原理で全ての色を表しているね。パソコンのプリンターのインクも何色かに分かれているけど知っているかな?
A:家のは、黒インクとカラーインクになっていますけど、、、、。
Q:外からではわからないけど、カラーインクの中が何色かに分かれているんだよ。
A:そう言えば、いろいろな色のインクをたくさん使うタイプのプリンターもあったと思います。
Q:そう、そういう独立したインクの場合、黒のほかに最低3色はあるはずだけど。
A:綺麗な肌色とかを出すために、もっとたくさんインクを使うものもあると、、、聞いたことが、、、。
Q:そうだよ、よく知ってるね。東京工芸大学は、画像とか写真とかの関係にとても関係が深い大学だって知ってるかな?????
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化学関係の例[2]
Q:まずは、志望動機から、どうぞ。
A:化学の分析をするといろいろなことがわかるということに興味を持って、そのようなことを学べる場所を探したところ、東京工芸大学に生命環境化学科があると知って、今回受験しました。
Q:分析ですか、、、、。えーと、あなたが持っている、分析、のイメージってどんなものですか?
A:イメージですか???どんなものかということですか?血液検査とか、DNA鑑定とか、犯罪捜査とか、です。
Q:なるほど。犯罪捜査とか、かっこいいって思う人も多いものね。
A:はい、でも、私は血を見るのがいやなので、そちらはちょっと、、、。
Q:卒業生に鑑識の人もいるんだけどね、、、、じゃあ普通の分析だね。
A:はい、白衣を着て、、、、。
Q:化学をやる人は、皆白衣着るんだけどね(笑)。では、質問しますが、血液の分析と、川の水の分析と、牛乳の分析と、最先端技術の半導体の分析とでは、どれがやりたいですか?
A:どれも魅力的に聞こえるんですけれど、今は最先端という言葉が少し気になったので、半導体の分析をやってみたいです。
Q:ふーん、最先端の技術に興味がありますか。あなたの中で、最先端技術の代表ってなんですか?
A:えー、、、ロボット、、、ではなくて、、、ハイブリッドカーです。
Q:ロボットでもいいですよ。ハイブリッドカーでいいですか???はい、では、ハイブリッドカーで使われている最先端技術を一つ挙げてください。
A:えー、、、、、えー、、、、とっ、、、、電池が大変重要です。
Q:うん、そうですね。新しい電池の開発は化学の役目です。
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