高分子化学研究室 本文へジャンプ
研究目的


 持続型社会形成に貢献するグリーンナノテクノロジー
 多数の原子が共有結合でつながった高分子、その1本の長さは数ナノ〜数百ナノメートル。私達の研究室では、このサイズを意識して高分子材料を扱っています。最近、独自の手法(動的共有結合化学)で作ったドーナツ型分子を積み重ねて円筒状空洞を持つ“新しいナノチューブ”を作製することに成功しました。このドーナツ分子にある仕掛けを施して液晶に換えたり、生体反応のモデル化合物として利用しています。また、私達は“軽くて曲がるガラス板”の開発に長年取り組んできました。熱に強い透明なダイヤモンド様構造のプラスチック(脂環式ポリイミド)は太陽電池などのフレキシブル基板材料として応用が期待されます。また、植物由来のバイオマスである天然ゴムを利用した粉塵防止剤に関する研究もスタートさせました。