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■研究室紹介

生体環境高分子研究室 研究室運営ホームページ

教員
比江島 俊浩 教授
主な研究テーマ
(1)生体起源の高分子を用いた環境にやさしいエコマテリアルの開発
(2)柔らかい分子の形と機能との関係-高分子はいかにして秩序を形成するのか?
研究概要
自然との共生を目指して-らせん高分子-
これからの材料化学の分野は、使い捨てはおろか二酸化炭素の排出量まで考慮した環境にやさしいエコマテリアルの研究開発と製造プロセスが必要不可欠となっております。ポリペプチドやたんぱく質などの生体起源の高分子は酵素によって効率的に分解できるだけでなく、環境に適合してその巨大な図体を見事なまでに規則的な構造へと変換する力(自己組織化)を持っています。そしてその巨大で複雑な形の中には、私たち人間には及びもつかない精緻に長けた情報を備えていて、外部からの指令や環境によってさまざまな働きを粛々と繰り返しています。私たちの研究室では、生体起源の高分子に秘められた情報と働きとの関連を一つ一つ解き明かしながらも、生態系と同じぐらい複雑で深遠な高分子システムの構築を目指しています。右上の写真は、生体高分子のひとつであるポリグルタミン酸―納豆のねばねば成分を用いて発光させた有機EL素子です。「生体起源の高分子(たんぱく質やポリペプチド)を用いて磁性や伝導性を発現する環境に優しいエコマテリアルの新規合成と機能発現の開拓」これが私たちの研究テーマです。

学生へのメッセージ

「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」踊る大捜査線の青島巡査部長の言葉ですが、科学の世界も同じです。新しい発明や発見は教科書には書いてありません。研究するものの現場で見つけるものです。だから面白いのです。化学はまず手足を動かすことから始まります。そしてじっと目を凝らして、静かに耳を澄ませるのです。そのような努力の先にきっと自然の摂理を紐解く光と音を感じることができるはずです。私たちはそう信じています。

Copyright © TOKYO POLYTECHNIC UNIVERSITY All rights reserved

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