生命環境化学科
環境電子材料研究室研究テーマ紹介
研究室構成員  山田 教授
        所属学生 10 名(修士3,卒研6、演習生1)

「化学とナノテクノロジーで何ができるようになるのか」を追求します。


金ナノロッド・チューブアレイ膜

多孔質ポリカーボネートや陽極酸化アルミナなどを用いるテンプレート法により、金属、金属酸化物や導電性高分子などのナノサイズのロッドやチューブに加工し、無数のそれらを立てた状態で並べた膜を作成します。
    
 写真を見る→ http://www.lssc.t-kougei.ac.jp/media/sub5.htm

コアキシャルナノロッド膜

金属ナノロッド膜を電極にして、金属酸化物を表面に析出させます。このコアキシャル状態の複合体を光電池に応用します。

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エレクトロクロミック表示

省エネや環境に配慮した上で、写真や印刷物の画質や見やすさを維持し好きなときに何度も書き換えができるようにする。それを実現できるのは、反射拡散方式のエレクトロクロミック(EC)表示方式です。メモリー性のある表示方式なので、画面が消える心配がなく、モバイルでは長時間バッテリー使用を可能とします。メディア材料研究室では、EC方式の弱点を克服するために、ナノブラシ電極と導電性ポリマーの組み合わせを提案します。

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導電性ポリマーの光造形

文字や画像は二次元で情報を記録しています。これに対して、三次元で情報を記録するとどのような違いが生じるのでしょうか。処理できる情報量は飛躍的に増大し、記録密度を上げることができます。それ以上に我々が注目したのは、三次元記録は立体の形状情報を立体で形状を再現できることです。これにより、単なる情報記録から造形という新しい活動領域へ足を踏み出したのです。多光子吸収過程と導電性ポリマーを組み合わせることで、私たちは造形という考え方をさらに進めて、動いたり機能する微小構造物(ミクロナノロボット)の実現を目指します。

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導電性ポリマーの応用

ポリピロールおよびポリアニリンなどの導電性高分子の研究は、基礎段階から応用段階へ進展してきた感がありますが、鎖状で全体に導電性および電気化学活性を有したこれらの材料の可能性は、いまだに神秘のベールに包まれたままです。本研究室では、バイオセンサー、ドラッグデリバリー、触覚ディスプレイなどのエレクトロニクス−ヒューマンインターフェイスとしての展開について検討を行います。

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以上、簡単ですが、研究テーマを紹介させて頂きました。