東京工芸大学 バイオミメチック材料研究室 (A. K. Hiraoka)

研究紹介


液晶エラストマーの研究
エラストマーとはゴムのことです。液晶エラストマーは液晶とゴムを化学結合させた材料で、光や熱や電気により、孫悟空の如意棒のように自発的に伸びたり縮んだりします。研究室では人口筋肉やプラスチックモーターへの応用を目指して、分子の配列と分子運動を制御することで自在に形を変える材料の研究を行っています。

液晶の分子運動の研究
液晶分子を並べたり、電界や磁界をかけることで液晶分子を液晶分子を自在に動かすことを研究しています。また、液晶分子の運動を核磁気共鳴装置や高周波誘電率測定を使って直接観測します。写真は超伝導マグネットを使った高磁場を利用した核磁気共鳴装置です。

生体膜の研究
コロイド・両親媒性分子を集積させた人工的な擬似生体膜の研究を行っています。写真は棒状分子と溶媒からなるリオトロピック液晶です。神経細胞を保護するミエリン鞘の擬似構造となっています。…